Asia Peering Forum 2026に参加しました

正会員の平地です。 2026年6月23日から25日にかけて、インドネシアのバリ島で開催されたAsia Peering Forum 2026(APF 2026)に参加しました。 私にとって初めてのピアリングイベントへの参加ということで緊張や不安もありましたが、さまざまな方と交流し、イベントの雰囲気を肌で感じることができ、非常に有意義な3日間を過ごすことができました。

Home NOCからは、過去にAPF 2023およびAPF 2024にもメンバーが参加しています。 APFの概要や過去の参加レポートについては、Asia Peering Forum 2023に参加しました および Asia Peering Forum 2024に参加しました をご覧ください。

Meet Your Peers (Day1 / Day3)

APFには、参加事業者同士の交渉の場を提供する「Meet Your Peers」という仕組みが用意されています。 事前にイベント専用のポータル上でミーティングの希望を出し、相手事業者との調整が取れると、1対1で30分程度のミーティングを行うことができます。 Day1とDay3の2日間がMeet Your Peersの時間として設けられており、ピアリングイベントのメインコンテンツです。

APFにはさまざまな事業者が参加していますが、Home NOCは過去のピアリングイベントなどを通じて既に多くの主要な事業者とピアリングを行っており、新規にPeerを張れる事業者は少ない状況でした。 そこで今回は、インドネシアでの開催ということもあり、新規についてはインドネシアの事業者とのミーティングを中心に希望を出しました。

あわせて、一度Peerを張ったものの長期間セッションが落ちたままになっているASや、既に接続はあるものの新しく接続したIXで追加接続の余地があるASなど、ピアリング先の候補を事前に調べたうえでミーティングを申し込みました。 そのほかにも、Home NOCが展開している海外POPや今後展開したい地域に関して、ラックや回線などの調達先になり得る事業者に話を聞くことも行いました。

日本での事前の準備として、過去に参加したメンバーから話を聞き、簡単な説明資料の用意、PeeringDBの情報や過去のトラフィックの分析、メインで話したいことの整理などを行いました。

英語で1対1でMeetingをする経験は初めてだったので、かなり緊張しながら会場に向かいました。

当日会場に向かうと、番号札の置かれたテーブルが並んでおり、予約した時間になるとそのテーブルでミーティングを行うという流れでした。

実際のところミーティングがない時の待ち時間も多く、その間に気になる事業者へ直接話しかけて交渉することも数多くありました。 普段参加するカンファレンスでは講演を聞き、懇親会で話をすることが多いのですが、ミーティングが主軸となったイベントは初めてで、独特の雰囲気を感じました。

Conference (Day 2)

Day 2ではカンファレンスセッションがあり、海底ケーブルを含むバックボーン増強、国際ネットワークやインターコネクション、インドネシアのインターネット事情(ISP市場の構造や接続環境の現状など)など幅広い内容で講演が行われました。

Peering Personals

セッションの他にPeering Personalという自ASの紹介を行うプログラムも開催されました。過去に国内のユーザ会でPeering Personalを経験したことはありましたが、英語での参加は今回が初めてで、緊張しながらも無事に発表を終えることができました。

Peering Personalで発表したことをきっかけに、お話しさせていただく機会も多くあり、非常に貴重な経験となりました。

Peering Personalの様子

Social

各日の最後に懇親会のようなイベントが開催され、参加者同士の交流の場が設けられました。Day0にはEquinix様からご招待いただいたJapan Nightという日本の事業者が集まる懇親会、Day1の夜には海辺でのバーベキュー、Day2の夜は公式の懇親会が開催されました。

Socialでは、交渉としてではなく参加者同士でざっくばらんに話すことができ、日本から来られている他の事業者の方などを中心に、さまざまな方と交流することができました。

Peeringや国際接続をやられている方とお話ができる貴重な機会であり、ここでしか聞けない多くのことを知ることができました。私自身ネットワークの業界では初心者であり、特に海外とのインターコネクションに関する話題は非常に興味深くお聞きすることができました。夕食会にご招待いただきありがとうございました。

また、Socialの場以外でも、ミーティングの合間にバリ島での観光に関する話題などをお話しする機会があり、親睦を深めることができました。

Day1のバーベキューの様子

最後に

Peeringのイベントに参加するのは初めてでしたが、参加を通して非常に多くの経験をさせていただきました。

英語での対面での交渉は初めてで、事前に用意してきた内容だけを話して話が続かなくなってしまうような場面もあり、あまり思い通りに行かないこともありました。また、自身の英語力の不足も感じ、相手の話を聞き取ることができず、聞き返すことも多くありました。

英語力の向上や事前準備の内容のブラッシュアップなど、今後ピアリングイベントに限らず参加する機会があれば、今回の反省を活かしていきたいと思っています。

初めてのPeering Eventでなかなか上手くいかなかったところも多かったですが、イベントの雰囲気や、インターコネクションの仕事、各国の事情など初めて知ることが多く、経験として為になることが多かったと感じています。

また、参加にあたり多くの方に支えていただき、大変お世話になりました。今後ともよろしくお願いいたします。

会場の受付前での記念撮影