JANOG58に参加し、BoFを開催しました

正会員の村田です。 2026年7月15日から17日までの三日間、愛媛県県松山市においてJANOG58が開催されました。 当団体からは村田・伍藤の2名が参加し、初日の7月15日に野良BoFとして「個人やサークルでAS運用を議論するBoF」を開催しました。

JANOGでのBoF開催は、JANOG57に続き8回目となります。 オンラインと対面あわせて、約50名の方にご参加いただきました。暑い中お集まりいただき、ありがとうございました。

本BoFでは以下のプログラムで進行しました。

  • 一般社団法人 Home NOC Operators’ Group 伍藤豪AS59105 Update: 台湾拠点構築と、台湾のネットワークコミュニティとの関わり
    • TWNOGへの参加を通じたTWDS/STUIXとの連携から台湾POPを構築するまでの経緯と、機材構成・ロジスティクス・Internet over the Internetによる国際バックボーン設計について紹介しました。
    • 海外拠点でトランジットを受けるためのBGPポリシー再設計と、AnsibleとJinja2による全拠点コンフィグの自動生成、手書きコンフィグとのマージ機構についても紹介しました。
  • 通信インフラアドバイザー 川村聖一様国際ネットワークは面白い!
    • 海外IXへのリモート接続から自前設備による本格的な海外POPまで、国際ネットワークの構成パターンとそれぞれのトレードオフをご紹介いただきました。
    • 九州の国際海底ケーブル事情や国・地域ごとの構築難易度を例に、シンプルな構成なら手軽に始められる一方で、知るほど疑問が湧き自国の理解にもつながるとお話しいただきました。
  • BBIX株式会社 大野木文弥様/福島美緒様「学生の最高の遊び場」構想 アップデート
    • 学生が自由にBGP運用へ挑戦できる本構想について、専用のIX・トランジットサービスとコミュニティを提供する形で、2026年8月より申し込み受付を開始予定であるとご紹介いただきました。
    • インターネット経由のVPN接続と、指定拠点での構内接続という2つの接続方法や、利用条件・前提条件についてもご説明いただきました。
  • Japan Community IX 水戸和様JCIX Update
    • JPNICからのPIアドレス割当に伴うリナンバリング、Route Server・IXP Manager・Looking Glassの提供開始、電気通信事業者としての届出など、この半年のアップデートをご紹介いただきました。
    • 持続可能な運営に向けた正会員制度の施行とその経緯・対応、コントリビューションに応じた会費減免やスポンサーシップ制度の検討状況についてご共有いただきました。
  • 電気通信大学 住吉晶様AS始めました
    • AS38649取得の経緯と、歴史的PIアドレスの活用、トランジット・IXへの接続やピアリング拡大の取り組みをご紹介いただきました。
    • RPKI ROVやNETCONFによる設定自動化、Peering Portalの自作といった実験場としての活用に加え、学内イベントNOCや匠ガールを通じた若者育成の取り組みについてもお話しいただきました。

以上、5団体6名の方にご登壇いただきました。お忙しい中ご登壇いただき、誠にありがとうございました。 当日の発表資料は以下のリンクで公開しております。

https://speakerdeck.com/as59105/homenoc-janog58-bof

BoFの様子